【安全性抜群のリン酸鉄バッテリー】BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源の紹介
持ち運びに便利なポータブル電源なら、500Wクラスが使いやすい。停電や緊急時に必要なポータブル電源ですることは、スマホの充電などが主な使い方です。
2021年10月に「BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源」を購入。
このポータブル電源を購入する場合、調べた結果
ポータブル電源で最も重要なことは「安全性」という結論になりました。
ポータブル電源はアウトドアだけでなく、停電や緊急時の電源としても利用できます。そのために、長期的に保管する必要があります。
長期的に保管するには安全性が重要です。ポータブル電源のバッテリーは、それまで使用されていたリチウムバッテリーより「リン酸鉄リチウムバッテリー」が最も安全性に優れていることが分かりました。
2021年当時、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用した製品は、「BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源」以外に見当たりませんでした。
そのため、「BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源」を購入しました。
目次
BigBlueはどこの会社
BigBlueは中国の深セン市の電子機器メーカーです。
日本法人は「BigBlue Tech 株式会社」で、概要は次のとおりです。
会社名 | BigBlue Tech 株式会社 |
会社設立 | 2020年7月22日 |
資本金 | 10,000,000円(払込資本)2021年12月現在 |
事業内容 | インターネット、その他の通信を利用した通信販売 電化製品、機械類の輸出入及び販売 電子機器並びに新エネルギー商品の売買 |
電話 | 06-6776-8363(平日:10~18時 土曜・日曜・祝日、夏休み、年末年始を除く) |
所在地 | 〒543-0075 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町4-2 |
BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源、新モデルのスペック
BigBlue Cellpowa500は【2023年新モデル】が発売されています。
新モデルと旧モデルの主な違いは
- 新モデル⇒「パススルー充電」あり
- 旧モデル⇒「パススルー充電」なし
【2023年新モデル】のスペック
ブランド | BigBlue(ビッグブルー) |
製品名 | Cellpowa500 |
バッテリー容量 | 537.6Wh |
定格出力 瞬間出力 | 500W 1000W |
バッテリー種別 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4) |
サイクル回数 | 2000回以上(初期容量の80%以上を維持) |
サイズ | 287x208x208mm |
重量 | 7.8kg |
価格 | 54,999円(実勢価格 39,999円) |
出力ポート | 数 | 詳細 |
---|---|---|
AC出力 | 2 | AC100V|出力500W 瞬間最大1000W|60Hz |
USB-A | 2 | QC3.0(各最大18W)|5V/3A、9V/2A、12V/1.5A |
USB-C | 2 | PD2.0(各最大60W)|5-20V/3A |
DCピンジャック出力 | 2 | 60W|12V/5A |
シガーソケット | 1 | 120W|12V/10A |
LEDライト | 1 | 4W(強・中・SOS切替) |
充電 | 充電規格 |
---|---|
AC充電器 | 96W|DC24V・電流4A |
ソーラー充電 | 最大110W|12V~30V・電流4A |
車充電 | 12V~24V・電流4A |
USB-C充電 | 最大60W|PD:5V、9V、12V、15V、20V・電流3A |
充電種類 | 充電時間目安 |
---|---|
AC充電器 | 約6~7時間 |
ソーラー充電 | 約8~9時間(80W出力) |
車充電 | 約12~14時間(12V充電)|約6~7時間(24V充電) |
USB-C充電 | 約5~6時間 PD 60W×2=120W |
AC充電器+PD 60W | 約3.5~4.2時間|96W+60W充電 |
AC充電器+PD 60W×2 | 約2.8~3.2時間|96W+120W充電 |
その他の機能 | 詳細 |
---|---|
防水 | なし |
変換効率 | 85% |
放電深度 | 90% |
パススルー充電 | あり |
UPS機能 | なし |
専用アプリ | なし |
動作温度 | -15℃~45℃ |
充電温度 | 0℃~45℃ |
周波数 | 60Hz |
取得認定 | PSE、UN38.8、CE、FCC、RoHS |
保証期間 | 24カ月 |
公式サイト | BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源 |
パッケージの内容明細
BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源の同梱物は
- ポータブル電源本体
- ACアダプターと電源ケーブル
- シガープラグ⇒DC5525の変換ケーブル
- USB-Cケーブル
- 取扱説明書
ポータブル電源を使用した感想
BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源に、電気機器をつないで充電・放電をしました。
ONU・ルーター・ひかり電話でWi-Fiを使用する例
停電や災害時には、家庭のWi-Fiが使えなくなることが予想されます。
スマートフォンや携帯は、Wi-Fiが切れた場合でもモバイル通信で使用することができます。その上でインターネットを、Wi-Fiで使用できれば選択肢が増えることになります。
ポータブル電源に「ONU(光回線終端装置)・Wi-Fi ルーター・ひかり電話」を接続して、インターネットを使えるようにした場合
放電状況
項目 | 詳細 |
---|---|
使用機器 | ONU・ルーター・ひかり電話 |
使用電力 | AC100V 約15W~20W |
放電開始 | 95% |
放電終了 | 2% |
積算使用時間 | 約18時間50分 |
充電状況
AC充電器(90W)で充電した場合
項目 | 詳細 |
---|---|
AC充電器 | 90Wで充電 |
充電開始 | 0% |
充電終了 | 100% |
積算充電時間 | 約 5時間45分 |
電源容量 | 537.6Wh |
積算使用電力 | 570Wh |
400Wハロゲンヒーターの放電例
400Wハロゲンヒーターで放電させると、ファンがすぐに動き始める。4「ブーン」という感じの音がします。
テレビを付けていると、それほど気になる音ではありません。車中泊などをしている場合には、うるさく感じると思います。
放電状況
項目 | 詳細 |
---|---|
使用機器 | YUASAハロゲンヒーター |
使用電力 | AC100V 400W |
放電開始 | 100% |
放電終了 | 0% |
積算使用時間 | 約1時間01分 |
電源容量 | 537.6Wh |
積算使用電力量 | 400Wh |
AC変換効率 | 400Wh/537.6=74.4% |
今回はすべての出力をAC出力で放電させたので、変換効率が悪くなったと考えられる。直流12V機器で、ポータブル電源を使用すれば効率はもっと良くなると考えられます。
充電状況
直流安定化電源で(90W)で充電した場合
項目 | 詳細 |
---|---|
直流安定化電源 | 90Wで充電 |
充電開始 | 0% |
充電終了 | 100% |
積算充電時間 | 約 5時間29分 |
電源容量 | 537.6Wh |
積算使用電力量 | 590Wh |
使用可能な電気製品の稼働時間
BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源で使える電気製品と稼働時間の例です。
ポータブル電源の定格出力以下の、電気製品を使うことができます。
電気製品 | 稼働時間の目安 |
---|---|
Wi-Fi ルーター(10W) | 44時間 |
スマホ(11W) | 40回 |
Switch(16W) | 28回 |
カメラ(18W) | 24.4時間 |
ファン(20W) | 22時間 |
MacBook Air(49.9W) | 8~9回 |
冷蔵庫(150W) | 3~6時間 |
テレビ(110W) | 4~5時間 |
BigBlue Cellpowa500 ポータブル電源のまとめ
500Wクラスのポータブル電源は、電子レンジや冷蔵庫など大型家電を使用する電源には向いていません。
家電製品によっては、起動時に大きな電気を必要とする家電があります。(電子レンジなど)
- Cellpowa500 ポータブル電源のメリット
-
- バッテリー電源に安全性の高い「リン酸鉄リチウムバッテリー」を使っている
- コスパが良い
購入価格/容量を比較すると
Cellpowa500・・・40,000円/537.6Wh=74.4(数値が低いほど良い)
某製品716Wh・・・60,000円/716Wh=83.7 - 純正弦波なので、安心して電気製品に使用することができる
- 新モデルでは旧モデルになかった、パススルー充電ができる
- Cellpowa500 ポータブル電源のデメリット
-
この製品のデメリットとしては、周波数が60Hzで変更できないことです。
ただし、周波数を気にする電気製品は、電子レンジなど大きな電気を使うものです。500Wクラスの電源では、元々電子レンジは使えません。
テレビや扇風機など小型家電の殆どが、50Hz/60Hz共用になっています。
周波数切替えができないのはデメリットですが、実用の範囲では気にすること無く使うことができます。
Cellpowa500 ポータブル電源をおすすめする人
停電や緊急時の一時的な電源として、ポータブル電源を購入する人におすすめです。
バッテリーの安全性が高く、寿命が長い、自己放電率が低いなど長期的な保管に向いている。
- 安全性が高いバッテリーを使用
-
リチウムイオン電池の中で、最も安全性が高い「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を使用している。
- 長寿命
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バッテリーを繰り返して使用できる回数(サイクル回数)が2000回以上。
- 自己放電率が月に1%程度
-
バッテリーは使っていなくても、時間の経過とともに自然に放電しバッテリーの残量が減少します。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、自己放電率が低いのも特徴です。