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ポータブル電源や家電で使われる電気の用語についてやさしく解説

ポータブル電源を購入する時は、商品のスペック(性能)を見てどの製品にするかを決めます。

スペック(性能)表を見ると、表の中に電気の用語が出てきます。電気の用語は似ているものが多いので、わかり易く説明します。

ポータブル電源を選ぶにも、用語を知っておかないと自分の希望する電源を選ぶことができません。

この記事では、電気のことをよく知らない方に分かるように、できるだけやさしく解説します。

目次

直流と交流の違い

直流と交流の違いって何?

直流の形

直流は乾電池やバッテリーなどで、使われているので知っていると思います。

電圧の値が一定であることが特徴です。

乾電池やバッテリーなどの電圧は、数ボルト~数十ボルト程度です。

一般的には、感電することは少ないです。

交流の形

交流は家庭の、コンセントに来ている電気のことです。

電圧の値が変化するのが特徴です。

コンセントの電圧は、100ボルトの電圧があります。

触れたりすると、感電しますので注意が必要です。

ボルト(V)・アンペア(A)・ワット(W)の関係

用語単位と読み
電圧V(ボルト)
電流A(アンペア)
電力(消費電力)W(ワット)

計算式

電圧(V)× 電流(A)= 電力(W) 

電圧(ボルト)は V = W ÷ A

電流(アンペア)は A = W ÷ V で計算することができます。

電圧 V(ボルト)

電気を押し出す圧力のことです。

電圧の単位は「ボルト」で、記号は「V」を使います。

日本の家庭のコンセントに来ている電気は、100ボルトが基準になっています。

エアコンや電磁調理器などでは、200ボルト専用のコンセントもあります。

電流 A(アンペア)

電気が流れる量のことです。

電流の単位は「アンペア」で、記号は「A」を使います。

消費電力に比例して、電流が流れます。

電力 W(ワット)

電気製品の仕様を見ると、消費電力が書いてあります。

消費電力が100Wの電球には

100W = 100V × ?A から

1A(アンペア)の電流が流れています。

コンセントの電圧が100Vなので

消費電力を100で割れば

電気製品に流れる電流がわかります。

電圧と電流の違いについては、こちらの記事が参考になります。

ワットアワー(Wh)とアンペアアワー(Ah)の違い

ポータブル電源のスペック(性能)を見ると、ワットアワー(Wh)やアンペアアワー(Ah)の用語が出てきます。

この2つの違いについて説明します。

用語単位と読み
電力量Wh(ワットアワー)
電流容量Ah(アンペアアワー)

Wh(ワットアワー)

Wh(ワットアワー)=W(ワット)× h(時間)

Ah(アンペアアワー)

Ah(アンペアアワー)=A(電流)× h(時間)

ワットアワー(Wh)

ワットアワー(Wh)= 消費電力(W)× 時間(h)を表します。

ポータブル電源の場合

ワットアワー(Wh)は、ポータブル電源の持つ容量を示します。

1000Wh のポータブル電源は

100W消費する家電を、10時間使用できるということです。

アンペアアワー(Ah)

アンペアアワー(Ah)= 電流(A)× 時間(h)を表します。

ポータブル電源の場合

アンペアアワー(Ah)は、ポータブル電源の電流の容量を示します。

100Ah のポータブル電源は

100Aの電流を、1時間流せるということです。
10Aの電流ならば、10時間流せるということです。

Ah を取り出す電流で割れば、ポータブル電源の使用可能時間がわかります。

時間(h)= アンペアアワー(Ah)÷ 電流(A)

瞬間最大出力(ピーク、サージとも言う)

瞬間最大電力は名前の通り、瞬間的に出力できる電力のことです。

定格出力の2倍程度出力が、スペック表に書かれているものが多いです。
瞬間最大電力の値は、あくまで瞬間的なものです。

消費電力(ワット)について

電気製品の仕様書には、消費電力が書かれています。

仕様

電源:交流100V 50Hz/60Hz共用
消費電力:500W ⇐ ここの電力のこと

仕様

電源:交流100V 50Hz/60Hz共用
定格消費電力:1000W(50Hz)/1300W(60Hz)⇐ ここの電力のこと

消費電力は、電圧と電流を掛けた数値になります。

消費電力 = 電圧 × 電流 

消費電力500Wの家電に流れる電流は
コンセントの電圧が「100V」ですから、
消費電力=電圧×電流 より
500W=100V×電流 から 5A(アンペア)流れています。

冬に分電盤のブレーカーが、頻繁に落ちる時は次のことに注意してみてください。

  • 同じコンセントに、消費電力が大きい電気製品がつながっている
  • 熱の出る電気製品は消費電力が大きい物が多い
  • オイルヒーターは、消費電力が1500Wの物もある
  • 消費電力を確認してコンセントにつなぐ

電力量Wh(ワットアワー)について

電力量Wh(ワットアワー)は、使った電気の総量を表すものです。

図は説明用のグラフです。

24時間の間に

  • 家電1:消費電力50Wを24時間使用(50W×24h=1200Wh)
  • 家電2:消費電力100Wを3時間使用(100W×3h=300Wh)
  • 家電3:消費電力500Wを1時間使用(500W×1h=500Wh)

を使用した場合の電力量は、それぞれの合計ですから

1200+300+500=2000Wh になります。

ポータブル電源の定格出力W(ワット)とは

ポータブル電源の定格出力W(ワット)とは、ポータブル電源から連続して出力できる電力のことです。

定格出力1000Wのポータブル電源は、連続して1000Wを出力できます。
つまり、消費電力が1000W以下の家電なら動かすことができるわけです。

1000Wの出力があれば、ほとんどの家電を動かすことができます。
テレビ、パソコン、扇風機、石油ファンヒーター等など。

ポータブル電源を購入する時、できれば「1000W以上の出力」があると安心です。

ポータブル電源の容量 2000Wh(ワットアワー)とは

定格出力:1000W で 容量:2000Wh のポータブル電源があります。

このポータブル電源は色々な電気製品電を使って、使用量の合計が2000Whになるまで、使用することができるという意味になります。

  • 20Wの電気製品なら連続して、100時間使えます。
  • 100Wの電気製品を10時間使い、200Wの家電を5時間使えば2000Whになります。

ポータブル電源が使用できる時間は、使う電気製品の消費電力により違ってきます。

定格出力と容量の違いとは

定格出力と容量の違いについて説明します。

定格出力:1000W で 容量:2000Wh のポータブル電源があります。

容量が2000Whあるので、消費電力2000Wの電気製品が使えるかというと
答えは「使えない」ということになります。

なぜなら、定格出力が1000Wだからです。

定格出力と容量の違いは、
定格出力は使える電気製品の、消費電力の上限を表す。
容量は定格出力とは関係なく、使える電気の総量を表します。

ポータブル電源に使われる電気用語のまとめ

★電気の単位

電圧V(ボルト)

バッテリーなどの「12V」、コンセントなどの「100V」のこと

電流A(アンペア)

コンセントにつながった家電で言えば、電気のコードの中に流れている電気の量のこと

消費電力W(ワット)

家電などの仕様書に書かれている電力のこと

電力(w)=電圧(v)× 電流(A)

電力量Wh(ワットアワー)

1時間あたりの電力のこと
Whを1000倍したものが、「kWh」になります

電力量(Wh)=電力(W)× 時間(h)

★ポータブル電源

定格出力 W(ワット)

電源から連続して出力できる電力のこと

容量 Wh(ワットアワー)

電源が持っている電気量のこと

瞬間最大出力(ピーク、サージとも言う)

瞬間最大電力は名前の通り、瞬間的に出力できる電力のことです。

定格出力の2倍程度出力が、スペック表に書かれているものが多いです。
瞬間最大電力の値は、あくまで瞬間的なものなのであまり当てにしない方が良いです。

電流容量 Ah(アンペアアワー)

電流と時間の積

100Ah・・・100Aの電流を1時間流せるという意味になる。

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