デジタルテスターの使い方【オートモードは初心者に便利】
テスターが1台あると何かと便利です。
電子工作に限らずソーラー発電、ポータブル電源を使う時などにもテスターは必要です。
ソーラーパネルからどの位の電圧が来ているのか?バッテリーの電圧は何ボルトあるのかなど、テスターは色々な使い道があります。
エンジニアでなければ、それほど精度は問題にならないので比較的安く手に入れる事ができます。
今回はスマートモード(自動判定の測定モード)付きの、デジタルテスターを紹介します。
目次
KAIWEETS デジタルテスター 6000カウント マルチメーター
KAIWEETS デジタルテスター 6000カウント マルチメーター(ST600X)を購入したので、使い方を説明します。
ST600XとST600Yの種類があります。
基本的な使い方は同じですが、「ST600Xはモノクロ」で「ST600Yはカラー表示」の違いです。
商品の梱包内容
梱包内容(左から)
- 測定プローブ:先端に保護のキャップがありますので、使用する時は外します。
- 温度測定プローブ
- テスター本体
- ケースと取扱説明書
電池の入れ方
テスターのケースカバーを外します。
テスター裏面のネジを外し、裏ブタを外します。
電池(単4×4本)を入れ、裏ブタを戻しネジを取り付けます。
「ケースカバー」を取り付けて完了です。
KAIWEETS デジタルテスター 6000カウント マルチメーターの使い方
マルチメーター方式のテスターは、使い方が簡単です。
特にスマート(自動)測定モードでは、測定のレンジの切り替えが必要ありません。
プローブの位置(電流以外の測定)
電圧、抵抗、導通、ダイオード、静電容量、周波数、温度、NCV、LIVE(つまり、電流測定以外)は、右の2つにプローブを差して使います。
黒のプローブは、必ず中央の位置で使います。
プローブの位置(電流の測定)
電流の測定は、左の2つにプローブを差して使います。
黒のプローブは、必ず中央の位置で使います。
マルチメータの機能説明
各ボタンの機能説明
ボタン | 機 能 |
---|---|
電源ボタンを押す(約2秒間)、オンオフの切替 | |
ボタンを押すと、測定の機能を「右から左」に選択できます。 | |
ボタンを押すと、測定の機能を「左から右」に選択できます。 | |
ボタンを押すと、データの保持ができます。 | |
電圧測定の時:ACとDCの切替が可能 電流測定の時:ACとDCの切替が可能 NCV/ライブの切替が可能 | |
機能を切り替えると測定に対応した、ジャックが「緑色」に点滅します。 |
オートモードは初心者に便利な使い方
このテスターは電源を入れると、オートモード(自動測定)になります。
オートモードでは、電圧、抵抗、導通の機能が自動的に測定できるので便利です。
テスターをスマートモードにする(Autoと表示される)
スマートモードで電圧を測定するには、AC(交流)、DC(直流)を気にせずに、計測することができます。
コンセントの電圧を測定すると、電圧と周波数とAC(交流)が表示されます。
108.0V 50Hz AC
乾電池を測定する
1.5ボルトの乾電池を測定すると、電圧とDC(直流)が表示されます。
1.595V DC
新しい乾電池の電圧は、1.5ボルト以上の電圧があります。
測定する時にプローブを逆(電池のプラスに黒のプローブ、マイナスに赤のプローブ)にすると、電圧表示の前に「マイナス」記号が付きます。
抵抗を測定する
1kΩ(1000オーム)を測定すると、抵抗値が表示されます。
0.985kΩ(キロオーム)=985Ω(オーム)
同じように、導通しているかどうかの判定も、スマートモードでできます。
導通している時は、ブザーが鳴ります。
以上のように、マルチメーターは初心者の方でも、とても使いやすいテスターです。
電気の工作をする時などに、非常に便利な計測器です。。
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